ジャバ・ザ・ハットリ
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NFT詐欺の実例から学ぶ、騙されない方法

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NFT を詐欺の温床なんかにしたくない。NFT はもちろんブロックチェーンの世界には明るい未来があると信じている。なので、人類が手に入れたブロックチェーンという素晴らしい技術が悪いことに使われないようにして欲しい。

とんでもない詐欺 NFT を目の当たりにしたので、その実態を紹介すると共に防止策も解説した。

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Credits: Invisible Friends


もくじ

NFT 詐欺のアドレス

これは NFT 詐欺のイーサリアムアドレス。

etherscan

2022 年 1 月 12 日の時点でこのアドレスには $151,288.23 (@ $3,362.04/ETH) 日本円にして 1700 万円ほどが入金されてしまっている。たった4日で 1700 万超えだ。しかもそれは現在進行形でトランザクションが発生し続けている。今、こうしてブログを書いている間にも世界のどこかから被害者が入金しているのが見えている。本当に悲しい。

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ブロックチェーンでは誰の財布も公開されているのでこうしてカンタンに中身を見ることができる。

素晴らしいアートやアプリを創った人達が ETH で売上げを得て、その成果を見せてもらうのは気持ちがいい。

それに引き換えこんなしょうもない詐欺をはたらくような人のアドレスに入金されているのを見るのはすごく気分が悪い。


インビジブルフレンズとは?

今回の詐欺はインビジブルフレンズの人気にタダ乗りして、それを騙しの手口に使ったもの。

インビジブルフレンズとは 2022 年 2 月にリリース予定のわりと NFT 界で有名なアートプロジェクト。私みたいなアート素人が説明するよりもアニメーションを見てもらった方が早い。観てるだけで楽しいし、これは 100%人気が出るだろう。人が熱狂するのもうなずける。

animation

Credits: Invisible Friends


詐欺の URL

こちらが正規のインビジブルフレンズの URL

https://invisiblefriends.io/

詐欺の URL

https://invisiblefrends.io/

よく見ると i が抜けていて、微妙に URL が違う。詐欺サイトにアクセスすると、なにからなにまでコピーしてある。(クリプトに不慣れな方はサイトにアクセスしたり、ウォレットを繋げない方がいいです)

左が公式サイト。右が詐欺サイト。

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Credits: Invisible Friends


詐欺の手口

詐欺サイトの下の方をスクロールすると「プリセール ミンティング」となっていて 0.2 ETH から購入できますよ、と。

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滑稽なのが本家のサイトでは「リリースは 2022 年 2 月からで、私はまだメタバースの中に隠れてます」となっていること。

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本家のプリセールはとっくに終了していて、あとは本セールを待つのみ。プリセールを逃してしまった人達をねらってよく似た URL で誘い出し、まだプリセールが続行されているかのように見せて ETH を入金させる仕組み。

なんのことはない。テクノロジー的にもすごい低レベル。ただバカにできないのはこんな単純な仕組みでもある程度の金額が動く NFT の世界でやるとたったの4日間だけで 1700 万円以上の被害額になってしまうこと。


詐欺に合わないために

まず URL の詳細確認は必須。しっかりチェックすること。なにが正しい URL なのか、は公式ツイッターアカウントや公式の Discord など、とにかく発信履歴がたくさんあってカンタンには嘘がつけないアカウントからクリックして移動すること。

例えばインビジブルフレンズの場合はこちらが公式ツイッターアカウントになる。

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フォロワー数が 216K あって昔から運営されているから、かなり過去のツイートまで遡ることができる。ここまであれば偽造しているような詐欺アカウントではないだろう。

プロフィールには正しい公式サイトのリンクが貼ってある。このようなリンクをたどって行き着いた先はほぼ公式サイトになる。

誰かが掲示板に貼り付けたリンクやメールで送ってきたリンクからたどってはいけない。

とにかく公式からたどること。これに尽きる。


誰でも被害に合うかもしれない

この詐欺の被害にあった人に DM を送ってメッセージのやり取りをした。被害に合った人は「ちょっと油断してた。しょうがないよね。でも NFT の将来性には賭けている」という内容のことを言っていた。

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彼のプロフィールやらを確認させてもらって分かったのは、彼は決して NFT 素人なんかではない。クリプトについてかなり詳しいし、購入歴販売歴もかなりある人だった。(クリプトの世界ではなんでも分かる)

詐欺師はそんな詳しい人のちょっとしたスキを狙ってくる。つまり「オレはクリプトに詳しいから騙されない」なんて言う自信につけ込んでくるかもしれない。どんなに詳しい人でも油断はできないので、ぜひ注意して欲しい。


まとめ

まず詐欺なんてそんなことする人が悪いのは当然。ただ Web3 の世界では中央管理者が居ないので、ひとりひとりがしっかり自己責任で行動しなければならない。しっかりテクノロジーを理解すること、詐欺の手口も分かっておくこと、がそのための必須条件。

詐欺なんかで素晴らしいテクノロジーをダメにしたくない。この記事やブログを読んでいただいているあなたは Web3 やブロックチェーン技術に明るい未来を感じていると思う。ぜひそんな方達と Web3 の世界を楽しみたい。

ここに書いた内容以外にもブロックチェーンの世界をより良くするためのアイデアはたくさんあるはず。ぜひみなさんのご意見もお聞かせください。

これからも暗号通貨とブロックチェーンについていろいろとブログを書くつもりです。ツイッターでも情報発信してます。ぜひフォローしてください。

ジャバ・ザ・ハットリのツイッターアカウント


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