ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのITスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

海外を目指すならジェネラリストではなくスペシャリスト

2020-03-18海外スタートアップ事情

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もし海外で仕事を得ようと思っていたらジェネラリストではなくスペシャリストを目指さなくてはいけない。

一部の日本の大企業では「配属」という名の元によー分からん部署を転々として、その会社のことならなんでも知ってるジェネラリストというのがあるらしい。しかし残念ながらそれは海外では需要がない。日本の大手**大企業様の内部を隅々までよく知っている人の価値、というのを誰にも評価してもらえないからだ。

日本の大企業での出世の方法なんて知らないし「配属」でどっかの部署にとばされてしまう方にいいアドバイスをすることはできない。

だがひとつ言えることがあるなら「いづれは海外を目指す」とお考えならばできるだけそういうたらい回しは避けて専門性を磨いた方がいい、ということ。

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日本ではプロジェクトマネージャーは偉い立場なのだろうか?

少なくとも私が日本を出て英語圏で出会ったプロジェクトマネージャーで偉い、もしくは偉そうにプロジェクトを推進する人はひとりも居なかった。

プロジェクトマネージャーとエンジニアの関係はどこまでも対等でお互いが専門性を発揮して協力しあう関係だ。

日本語では

  • 「この件は部下にやらせる」
  • 「オレの部下は。。。」
  • 「あの下請けは使えない」

というような発言を聞いたことがある。でも英語では聞いたことがない。本当に無い。これは口が悪いとか性格の問題ではなく「役割」という概念の違い。

とにかくプロジェクトマネージャーやエンジニアに限らず、どんな職種であってもそれは役割として捉えられていて、「偉い」とか「部下」とかの概念がとても希薄。

例えば会社のトップのCEOにしてもなんでもできる「なんでも屋」ではない。CEOという特殊な役割のスペシャリストであるだけだ。呼ぶ時は誰であってもファーストネーム。

「ゲイツ社長!」ではなく「ビル!」。(※ 英語にもごますりはあるし敬語もあります)

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厚労省の統計不正問題で、統計の専門部署に統計の知識をもつ人材が居なかった、というニュースを目にしてとてもショックだった。これは外国では不思議すぎて理解してもらえないかもしれない。統計チームに統計の専門知識を持つ人材がいない、ソフトウェア設計チームに専門知識を持つ人材がいない、これらがなぜか日本の大組織ではある。

ジェネラリストという専門知識は無いけど会社のことだけはよく知っている素人がボスになるのはとても危険だ。そんな素人がチームをリードすると、専門知識を持つ人は排除されるようになってしまう。

専門家に発言されたり、間違いを指摘されたりすると自分に知識がなく指揮が取れないことが暴露されてしまうからだ。これを避けるためにひとつの分野をよく知る人を作らず、ぐるぐると組織の中を回してジェネラリストを量産し、誰もがジェネラリストになるという発想。これはこれで誰もが互いのチーム事情をよく知っているからチーム連携には効果を発揮する。30年前なら機能しただろうが、もう高度情報化社会の今ではこの発想は完全に疲弊している。

専門家が活躍できない、という逸話はたくさんあるがそんな事に興味は無いし、ぶっちゃけどーでもいい。大切なのは「あなたがどうするか」だ。ジェネラリストへの誘いには気をつけて欲しい。世界のどこに暮らすとしても仕事は大切で、英語を使って仕事を得るにはスペシャリストに限られる。

分野はなんでもいい。海外を目指すのなら「あなたは何ができる人なのか?」にしっかり答えられるようにキャリア形成することをオススメします。

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