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海外生活では必須のハグ。イケてるハグをマスターする方法
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- ジャバ・ザ・ハットリ
もし海外、特にヨーロッパやアメリカに暮らしだしたらハグに慣れなくて苦労するかもしれない。
人とのコミュニケーションにおいて言語情報で伝わるのは7%という説がある。見た目や態度などの視覚情報が55%。つまりハグひとつとってもそれがあなたを表すことになる。ハグをうまくこなすことでその後のコミュニケーションも円滑にするめることができる。
そんな理屈よりも外国で誰かに会った時にチグハグで妙に気まずいハグをした後で、その変になった雰囲気を取っ払うために会話を続けるのがどんなに大変かやってみれば分かる。
そこをイケてるハグをバシっ!と決めて、そのノリで会話を続ければコミュニケーションがとてもスムーズになるのだ。
英会話教室や TOEIC**点とかにはご熱心ではあるが、こういうコミュニケーションの基本的な部分に対する言及が意外と無い。ハグなんてちょっとの練習でイケてるハグができるようになるんだし、その費用対効果はとても高いのだ。
そう。言っておくが、イケてる奴はハグもイケてる。
ポイントは男同士のハグ
男女間のハグはそこまで気にする必要はない。だいたいにおいて男というのはキレイな女性に抱きつきたい、と思っている。犯罪にならないぐらいの理性は備えているが、正当な機会さえあれば、抱きつくことは大歓迎というのが正直なところだ。
男女間ならばそのまま気持ちに素直にハグすればいいだけ。
女同士でのハグでもそこまで変なハグは見たことがない。なぜかうまくいくようだ。
問題は男同士。普通に日本で暮らしていると男同士でハグなんてめったにやらない。そもそも男が「男に抱きつきたい」なんて思っていないし、ほとんど考えたこともないだろう。だから練習無しにイキナリやると必ず変なハグになる。
もしあなたが男性なら想像して欲しいのだが、目の前に青い目で金髪のひげ生やしたガタイのいい男が立っていて「こいつとハグや!やれ!」と命令されて瞬間的にできるだろうか?
ほとんどが「え?」とためらって、仮にそのためらいをなんとか突破しても、ぎこちないハグをすると思う。
そこを映画スターみたいにカッコよくガシ!っとハグをキメれば多少は英語に難があっても「こいつイケてるな」という印象を持たせることができる。
以下に誰にでもできる「イケてるハグ」を解説するので、ぜひマスターしていただきたい。
握手&ハグ
まずは握手&ハグのパターン。最初のポイントは握手の手を出す角度。以下の図を参照してください。手を広げているのがあなたで、直立不動のが相手だとする。
図のように握手をする腕の角度を立てる。理由はカッコいいから。別に普通に垂直に出してもいいんだけど、腕相撲みたいに腕を立てて組んだ方がカッコいい。
そして握手していない腕は翼のように大きく弧を描いて相手の肩を目指す。これがポイント。
なぜならこの時点ではまだ相手は直立不動で「ハグをする気があるのかないのか」の判断ができないから。
相手がハグをする気がないのにあなただけ抱きつきにいったら、ただの変態で非常に気まずい思いをする。これは避けなくてはならない。
そこで弧を描く腕が重要になる。ゆっくり動かして相手の肩 30cm ぐらいまできたら判断して「コイツはハグやらんな」となったら以下の図のように肩をポンポンと叩く。
このビデオの冒頭でトム・クルーズがこのタイプの握手&肩ポンポンをやっている。さすがトム様。キラリと光る白い歯を見せたサイコーの笑顔にイケてる男の握手&肩ポンポンが似合っている。
相手がハグの用意ができていたとすると弧を描いた腕を相手の背中にまわして、同時に握手してる方の手を自分の胸へ引き寄せる。 最後は背中をポンポンしてリリースする。
ポイントはリリースのタイミング。ポンポンしてリリースだ。恋人でもないんだし、いつまでも抱きついてない。
以下のビデオでロナウジーニョが何人もの NBA スター選手達とハグをしていて、そのハグと握手のスタイルがいつもこれなんよね。マジでカッコいい!腕を立てた方がカッコいいというのはまったくの私の主観だが、やっぱそうだと思う。みなさんはどうですか?
両手ハグ
相手が両手を広げてあなたにハグ待ち構え状態で向かってきたら、もうそれは握手&ハグのパターンではない。しっかり両手ハグで受け止めよう。ポイントは腕の位置。
以下の図のように基本は右が上なら左が下。とにかく両手の高さに違いをつけて、右が上なら左が下という鉄則を守ること。
そうすることで結果的に互いが片方の腕が上、片方が下という状態のハグが完成する。
もしこれが同じ高さでなるとこのようにただのダッコになる。恋人でもないのに男同士でこれはヤバい。ヤバい。
どう見ても恋人同士。
以上が「イケてるハグ」の解説。
ただこれは解説を読んだだけでは実践には不十分。ハグはスポーツみたいに相手のリアクションに合わせて俊敏に状況を把握して反応する必要がある。なのでしっかり人を相手にして練習した方がいい。ぜひあなたのカノジョやパートナー、オカンに「カッコいい男同士のハグの練習したいから練習台になってくれ」と頼んで練習してみましょう。(冗談じゃなくてマジメに言ってます)
才能や能力のある日本人が海外に出た際にこんなハグごときでコミュニケーションに失敗するのはとても悔しい。ぜひ要領良くサラリとこなしていただきたい、と思って書いた。
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