ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのITスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

すごい個人開発者への質問は本質的でなければいけない。絵の具はどーでもいい

2020-05-08個人開発

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あなたがギャラリーに行って絵を見ていたとする。そこで1枚の素晴らしい絵を見てすごく感動した、と。そこにはその絵を描いた芸術家もいて、その人にちょっとだけ質問ができたとする。

そこで本当にその絵に感動していたならこんな質問をするだろうか。

「どんな絵の具を使って描いたのですか?」と。

この質問は絵と芸術家の活動の本質に一切触れていない。安もんか高級な絵の具か知らんが、どーでもいい。この例えなら笑い話のように感じるが、素晴らしいプロダクトを作りあげた個人開発者へITエンジニアが質問する際に同じような誤ちを犯しているのを何度も見てきた。実は私もよく聞いてしまったりする。

それは

「これはいいアプリですねー!ところでプログラミング言語は何ですか?フレームワークは何を使ったのですか?」

とか。

よほどのキレ体質の人でも無いかぎり、こんな質問に怒ったりしないし、一応は答えてくれるだろう。

でもそこで「言語はJavaScriptです。フレームワークはReactJSです」って答えてもらったところで個人開発者としての目指すべきゴールには1歩も近づいていない。

単にコードを書く技術者だったら多少は有益かもしれない。ReactJSは今後も伸びるのか、とかいろいろ考えることがあるだろう。

それでも個人開発者として考えると、その類の知識が何かの役に立ったことは一切ない。全然無い。

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個人開発者として本当に知りたいのは「集客」であり「マネタイズ」「企画」になる。

だから聞くべき質問はこんな感じになる。

「そのアプリの開設にあたって、最初はどのように集客したのですか?」

「継続してトラフィックを呼び込むためにどんなことをしてきたのですか?」

「マネタイズはどのように行っていますか?」

「このビジネスモデルだと大手の**が競合になる気がします。そこは競合と思ってますか?」

「このアプリを作る前にどんな検証をしましたか?」

「最初のバージョンからどこを変えてきましたか?それでどの数値が変わりましたか?」

プログラミング言語を知ることなんかよりも、これらの質問の方がよほどアプリの本質に迫ることができる。

これらは一見すると見過ごされて軽視されがちではあるが、本当に難しくてカンタンには攻略できないことばかりだ。あまりにも難しくてついつい見て見ぬ振りをしてしまいたくもなる。

自分のアプリに対して「集客をどうするんだ?」「どうやってユーザーを呼び込む?」「どうやったら飽きさせないようにできるのか?」と自問自答するのはとてもツラい。疲れる。

プログラミング言語のことなんかを聞いてしまうのは、ある意味でその方が楽だからだ。技術的な話は集客などのアプリの本質的課題と比較すると不透明さがなくて、話すのも楽だ。

そんな楽なところに流れていたら、自分のアプリが良くなるわけない。だから少々ダルくても常に直球質問で自分を鼓舞しなければならない。

すごい個人開発者に会った時にはしょうもないフレームワークの質問なんてすっ飛ばして「おい!あんた!どうやってそこから儲けているんだい?!」と聞いて議論すべし。

これをお読みのすごい個人開発者のみなさまへ

うざい、と思われても私は聴きます。じっくり聞かせてもらいます。スパイみたいに根掘り葉掘り聞くつもりですので、ぜひよろしく。

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