ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのITスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

海外移住ではただのオッサンにさえドキドキすることがある

2020-03-07海外移住

みなさんは道で歩いてるただのオッサンを見てドキドキしたことがあるだろうか。私にはある。言っておくがただのオッサンだ。決してブラッド・ピットみたいなスペシャルなオッサンを言ってるのではない。どっちでもいいどこにでもいそうな、ただのオッサン。

そういうのにすらドキドキしてしまうことが海外移住にはありますよ、という話。

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ベルリンに引っ越しした日

6年ほど住んだシンガポールを離れて家族でドイツのベルリンにはじめて来た日のこと。やっとベルリンについて会社が用意してくれた家に到着したのだが、みんなだいぶ疲れていた。

シンガポールというのは赤道直下の国で年がら年中、暑い。季節は夏しかない。しかも金だけはやたらある国で全てが近未来みたいな風景になっている。

そんな国からドイツに来ると何百年も昔の教会やお城がそこらにあって、またアジアとはまったく風景が異なる。さらに引っ越ししたのが12月だったので単純に寒い。赤道直下の国からは温度差がヤバかった。

会社が用意してくれた家もなんか昔のお屋敷風で高い天井にシャンデリアがついてるし「なんやこれ」と思いながら、とにかく疲れていたのでその日はもう寝た。

翌朝、目を覚まして窓の外をなにげに見ると向かいの通りをオッサンがひとりで歩いていた。ただのドイツ人のオッサン。

窓のそばによって、まだ寝ている家族にこう言った。

「おい!起きろ!こっちに来い。オッサンが歩いてるんや!」

それを聞いた妻と子どもたちが窓のそばに走って来た。私が指さして

「ほら、あそこ!オッサンや。」

するとみんながそのオッサンを見てそれぞれの感想を述べた

  • 「本当だ。オッサン。。。」
  • 「服は普通やな」
  • 「歩き方がゆっくりやな」
  • 「ハゲてるな」
  • 「どこに行くんやろ」
  • 「ひとりで歩いてるな」
  • 「髪の毛が無いな」
  • 「オッサンやな」
  • 「靴はいてるな」

本当にただのオッサンだし、どれだけ描写しようとしてもたいしてネタがある訳でもない。それでもその場にいた全員が窓のそばでじっくりとただのオッサンが歩く姿を眺めて、それぞれの感想を述べていた。ずっと見ていた。

子供は子供なりに、親は親なりにそれぞれの生活がまだ見知らぬベルリンの土地で始まる。これから出会う人や話す人はあのオッサンみたいな人なのかな、と考えて見ていたのだ。

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住み慣れた場所だったらそんなオッサンが歩いてるのを見ても面白くもないし、注目もしない。

外国の土地に引っ越しするというのはドキドキするし周りの状況を把握するためになんでもしっかり観察して理解しようとする。それがただのオッサンであったとしても。道端に落ちてるものから電車に乗った時の人々の座り方や話し方、外に出ている看板やサインなど全部観察してしまう。スーパーマーケットに売ってる野菜ですら興味深くてじっくり観察する。

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きっとこれは新しい環境に適応するために人間に組み込まれた機能なんだろう。見るもの、出会う人、歩く道、建物、全てが新鮮だとそれらから刺激を受けまくって脳がフル回転する。

そういうテンションがとても好きだ。やはりまったく新しいモノの出会いは理屈抜きに楽しい。

もう今となってはさすがにベルリンの街でオッサンが歩いてるぐらいでは注目しなくなった。あの時のようにオッサンにまで注目してしまうテンションを求めて、またどこかに行きたいなー、と思ったりする。

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