ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのITスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

20年前にタイムスリップしたら、あなたは何が伝えられる?

2020-03-06日々の雑感

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朝になって目が覚めた途端にそこが約20年前の西暦2000年だったとしたら、あなたはなにができるだろうか。

あなたが目を覚ますと真っ白いカプセル型のベッドにいる。周りには世界各国首脳と科学者や研究者達が待っている。2000年当時のアメリカ大統領のクリントンが代表としてあなたに挨拶する。

「おはよう。時間がないので手短に言う。我々は世界の科学を結集して未来からあなたを10分だけ呼び寄せることに成功した。このプロジェクトは何回も失敗続きだったのに、ようやく成功した。なにしろ今まで呼び寄せることができたのは犬や虫ばっかりだったからな。やっと今回、君のタイムスリップに成功してとても嬉しく思っている。10分だけでいいから未来を生きるあなたの知恵を貸して欲しい。心配しなくていい。10分経ったら元の2020年の世界に戻れる。」

あなたは「なんじゃこれ!」と思いながらも妙にその状況を納得する。

クリントンが続ける。 「ところでだ。20年も経てばすごいテクノロジーが生まれているだろう。教えてくれ。どんなテクノロジーができているんだね?」

そう聞かれて、動揺しながらも頭の中にスマフォが思い浮かぶ

「未来にはスマートフォンと呼ばれるデバイスができて、ひとり1台持つようになります」

あなたがそう言った途端に最高の頭脳を持つ科学者や研究者達が「おお!」と言って身を乗り出して聞いてくる。未来から来たあなたの言葉はとても貴重だからだ。ある意味では世界最高峰の科学者より、あなたの方が20年分ぐらい賢い。

それで枕元に置いていたスマフォを取り出そうとするが無い。2000年にはまだスマフォが無い。

しょうがないから紙に絵を描いてスマフォを説明する。しかしその絵は小学生のらくがきみたい。 「ここを押すとアイコンが出まして、画面の上を指でスルスル~と動かすとスクロールするんです」

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もうバカみたいに幼稚な説明に何人かの科学者から失笑がもれる。でもスマフォに関して知ってることなんてそれぐらいだ。

そばで聞いていた科学者達が質問する

  • 「なぜそんなに薄くできるんだ?」
  • 「指の反応をどうやって正確に把握するんだ?」
  • 「そんなに小さい電池を何十時間も保たせるにはどうやってるんだ?」
  • 「記憶媒体はどうなっているんだ?」
  • 「振動にどうやって耐えるんだ?」
  • 「ワイヤレスで通信するのか?通信方式はなんだ?」

なにも答えられない。持ってる知識はさっき書いた小学生の絵みたいなので精一杯だ。

クリントン大統領は「ダメだこりゃ」となって、別の質問をする。 「テクノロジーはもういい。もっと他に大事件はなかったか。大災害とかがあれば教えて欲しい。事前に食い止めることができるからだ」

それを聞いて思いだしたあなたが言う「9月11日に大変なことが起きる!」

クリントン「よし。それは何年の9月11日だ。なにが起こる?」

911。NYのビルに航空機がツッコんでテロで破壊された。あれは何年って?分からない。ググってみよう。いや、グーグルでヒットする訳ない。ここは2000年なんだ。いつだったんだ?分からない!

クリントンが言う「君は日本人か?日本はどうだ?なにかハッキリと年と日を覚えていることはないのか?」

あなたが言う「3月11日だ!」

そうだ。日本で311があった。大災害と洪水で発電所も水素爆弾を起こして大変だったんだ。でも何年だった?分からない。ググれない。どうしよう。なんか眠くなってきた。うーん。眠い。。。

クリントン「おい!寝る前に教えてくれ!それは何年なんだ?なにが起きる!?まだ寝るな!おい!おい!」 だんだん意識が眠りに落ちていき、小さくなっていくクリントンの声が聞こえる「なんだこのボケは。結局なんにも分からんぞ。未来の人間はみんなこんなにボケてんのか?」

そしてあなたは2020年の朝、いつもの家のベッドで目を覚ます。

そうなんです。素晴らしいテクノロジーがあってもそのスマフォがポケットにないと持ってる知識ってその程度なんですよね。

おわり。


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