ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

もう「一等地」は都会の大通りなんかでないことをラトビアのレストランで感じた

2020-02-11海外移住

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美味いという噂のレストランがラトビアのリガという街にあったのでわざわざ行ってきた。そこで感じたのは現代の一等地は大都市の大通りなんかではなく、全てネット上に移行してしまっているということだった。

美味いものを食うためならわりと労を惜しまないので、ちょっと遠い場所やへんぴな所でも行って食べてみることにしている。

今回のラトビア旅行もそんな感じだった。ラトビアというはバルト海に面したバルト3国のひとつ。そのリガという街はラトビアの中では最も大きい街ではあるが人口は60万人ほどしかいないとても小さな街になる。

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街を歩くとそこの人々は99%が白人で、あたりを見回しても非白人はアジア人の私と家族だけ。なんか変に目立っている感じがしていたが、街を歩いていると大都市にはないホッと落ち着くこじんまり感がある。まるで中世にタイムスリップしたみたいな古い街並はいい感じだった。

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その美味いという噂のレストランにいくつか行ったのだが、その中に入ると街の風景とはちょっと違う感じがした。中の客はみんな英語やドイツ語を話していたし、なんというか客層が若い人が多かった。もちろんスーツを着てある程度の年齢の紳士淑女もいるが、20−30代の若い年齢層のカップルも多く居る。会話が英語だったし、おそらくネット上で見た情報元は私と同じなのだろう。彼らが来ている原因はどう考えてもネットの評判を見てかけつけたのだ。

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そこでしか味わえない体験やオリジナリティがあってそれがネット上の口コミで拡散されれば物理的な立地はほどんど関係なく、小さな街のレストランでも人は来る。LLCで航空券の価格破壊が起きたのにプラスしてSNSとスマフォ革命で産業がガラっと変わった。その変化の波はラトビアの小さな街のレストランだって例外ではなかった。「一等地」という概念がネット上に置き換わってしまったのをレストランの素晴らしい料理とそこに来ているお客さん達を見て思った。

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別にそれがラトビアでも日本のどこかの田舎でもいいんだけど、そこの飲食店の経営者が「こんなド田舎にわざわざ来る奴なんていないだろ。やっぱりいままで通り地元の人をターゲットに商売しよう」と考えるか、それともスマフォ時代に合わせたマーケティングで世界中から集客するかで結果は大きく異る。

どちらかが優れていてどちらかが劣っている訳でもない。それぞれだ。しかしネット集客の方へ舵を切るレストランが今後も増えることは間違いないだろう。これはこんなブログに書かれた文章やへ理屈よりも、ヨーロッパのはしっこにある小さな街のレストランに入ってそこで起こっている出来事を1度でも体験すればきっと理屈が確信になる。

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実はこの話を子供達にもしたのだが、どんなにガラっと変わったのかを説明してもあまりピンときてない様子だった。それは当然で彼らの世代は生まれた時からネットやスマフォがあり英語も不自由なく理解しているので、旅行先やレストランをネット無しに探すことや、ネット上の評判が商売に関係無かった時代のことを想像するのは難しいのだろう。

住まいのベルリンからラトビアまでは飛行機で3時間ほどで航空券はひとり13ユーロ(1500円)だった。情報や移動の手段が民主化されて誰にでも行き渡るようになった今では必要なのは最後の1ピースである「行動すること」だけになってしまった。

スマフォで情報を仕入れていいのを見つけたらソッコーで航空チケットとって行く、ただそれだけのことで楽しいことが格段に増える。世界のどこでもフットワークを軽く行動している人達が若い人を中心に増えているようだ。いい時代になったもんだとラトビアの小さな街のレストランで思った。

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