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「世界のITエンジニア調査結果2016」は年収から人気のプログラミング言語まで興味深いデータがいっぱい
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- ジャバ・ザ・ハットリ
毎年スタックオーバーフローから世界中の IT エンジニアを調査対象とした調査結果が出る。基本は英語圏のエンジニアに向けた調査になっているので、日本のエンジニアの現状とを比較する際にはとても参考になる。
人気のテクノロジー
この手の調査結果ではいつも JavaScript が1番。Java も常に高順位にいる。PHP が5位の 25.9%と意外にまだまだ人気な様子。
嫌いなテクノロジー
好きなテクノロジーの次のタブがこの嫌いなのランキング。トップ2が Visual Basic と WordPress。個人的にもこの2つにはあまり関わりたくない、という思いがある。
エンジニアの年齢
若い。。。中央値は27歳。27過ぎたらもう老人扱い。
エンジニアの皆さん、年食ったらフサフサな髪のズラかぶって、エステ行ってシワのばして若いフリしましょう。辛いですが、そういう世界らしいです。
どっちが好き?スターウォーズ VS スタートレック
「そんなもん調査するまでもなくスターウォーズに決まってるだろ!」と思ったが、実は50歳から以降、スタートレック好きがスターウォーズを追い越している。そういうもんなの?
トレンド急上昇のテクノロジー
Swift はともかくとして、React と Spark がそんなにキテるとは知らなかった。全然興味無かった技術でも「急上昇!」とか言われると興味が湧いてくる。
開発環境
「Vim か Emacs のどちらかだろ」と考えてる狭い世界観が顕になった。だいたい1位の Notepad++ってなんなんですか?
OS 環境
これ本当か? Windows の 7,8,10 をひとまとめにして Win vs Mac にしたら Win 52.2% で Mac 26.2% となる。
どんなカンファレンスに参加してもほとんどのラップトップにリンゴマークが光ってるのしか見ないんだけど、過半数を占めてることになってる Win ユーザーの人は一体どこに?
肩書ごとのエンジニアの年収
CEO とエンジニアの年収にはそんなに差が無い。きっとスタックオーバーフローを使うような CEO は個人事業主的な人が多いからそうなっているのかな、と。
あと「フルスタック」という名が肩書に入ると給与が低いのは妙に納得感ある。むしろ「Mobile Developer」とかの専門が明確な方がよほど給料が高いという。
とにかくアメリカもイギリスもだいたい英語圏のエンジニアの平均年収は1000万ぐらい。英語やって海外に出ればスーパーエンジニアじゃなくても、まーまー給料増えます。英語勉強するならこちらの2つがオススメ。
- 英語圏の小学校の英語教科書が実は最高の英語教材 - Ruby on Rails のビシバシはぁはぁ日記
- 英語とプログラミングを同時に勉強するなら「Practical Object-Oriented Design in Ruby」の一択 - Ruby on Rails のビシバシはぁはぁ日記
給与を気にする割合と給与額の関係(国ごと)
これがまた興味深い。ウクライナやポーランドなど東ヨーロッパのエンジニアの給与額は低い。そんな国では当然お金のことを気にする人の割合が高い傾向になる。
デンマークやスイスなど給与額が高い国ではそこまでお金のこと気にしていない。ある程度もらったらココロに余裕ができるのは当然といえる。
なのにアメリカは一番たくさんもらってるくせに、その半額以下しかもらってないインドと同じぐらいにお金のことを気にしてる。さすがアメリカン。
自分の仕事が好きな人とその給与額の関係
とってもキレイにたくさんお金もらってる奴ほどその仕事が好き、あまりお金もらってない人は仕事好きじゃない、と。
「エンジニアという人種はたくさんお金もらうほど、仕事が好きになってくるんですなー」と言ってこのデータを雇用主に見せましょう。
以上、世界の IT エンジニア調査結果 2016 でした。
元ネタはこちら。
Stack Overflow Developer Survey 2016 Results