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「ブログから売れた本のトップ5=その本に対する思い入れのトップ5」の法則
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- ジャバ・ザ・ハットリ
このブログに掲載した書評を通じて売れた本のトップ5を集計すると、それはそのまま私のその本に対する思い入れトップ5とほぼ同じだった、という話。
どちらかと言えば本をよく読む方だ。しかもKindle ペーパーホワイトを買ってから、読書量が加速した。読んで良かった本だけ書評を書いているのだが、いまいち書評を書く気にもならない本が多い。なので私にとっては書評を書いた時点でかなり厳選した後になる。その中でも特に思いれがある本があって、それはそのまま売れた本のトップとまったく同じだった。
1位 Grammar in Use Intermediate
英語は私のキャリアと人生をそっくり変えてしまった。で、この本はその英語学習を変えてしまった。もしこの本に出会うことなく非効率な日本の伝統的な英語学習を続けていたら、と思うとゾッとする。
Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and CD-ROM: Self-study Reference and Practice for Students of North American English (Book & CD Rom) |
作者: Raymond Murphy,William R. Smalzer |
出版社/メーカー: Cambridge University Press |
発売日: 2009/03/09 |
メディア: CD-ROM |
購入: 37 人 クリック: 239 回 |
紹介したブログ記事
2位 Practical Object-Oriented Design in Ruby
この書評を書いた当初は「こんなソフトウェア設計思考の本でしかも英語版しかないのに買う人なんてあまり居ないだろう。でもひとりでもこの本のエッセンスを読み取っていただける方がいればそれだけでいい」と考えて書いた。なのに蓋を開けてみれば堂々の2位だ。
不利な条件とかゴチャゴチャ考えずに「本当にいいと感じた思いをただ素直に書くだけ」でいいのだと分かった。
Practical Object-Oriented Design in Ruby: An Agile Primer (Addison-Wesley Professional Ruby) |
作者: Sandi Metz |
出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional |
発売日: 2012/09/14 |
メディア: ペーパーバック |
紹介したブログ記事
英語とプログラミングを同時に勉強するなら「Practical Object-Oriented Design in Ruby」の一択
3位 エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢
上位2冊と比較すると売上としては一桁落ちてしまう。本自体はとてもいい本で私なんかが紹介しなくても勝手に売れていく最上級の質の本であることは分かっている。ただ私がこれを読んだのは、もう海外で働き出した後だった。これを海外移住の前に読んでいたらその有用さから、もっと熱く思いを込めて書評を書いただろう。ただその差だけだと思う。
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド |
作者: 竜盛博 |
出版社/メーカー: 技術評論社 |
発売日: 2015/10/08 |
メディア: 単行本(ソフトカバー) |
紹介したブログ記事
『エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢(著:竜盛博 )』書評
4位 馬を飛ばそう
創造に関する書で公開しているパズルシリーズの作成と仕事におけるプロジェクトがもろに影響を受けている。
馬を飛ばそう |
作者: ケヴィン・アシュトン,門脇弘典 |
出版社/メーカー: 日経 BP 社 |
発売日: 2015/12/18 |
メディア: 単行本 |
紹介したブログ記事
モノを創ることを地味に熱く燃えさせる本『How to Fly a Horse(馬を飛ばそう
5位 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
プログラミング関連書の中では古典に入ってしまうかもしれない本なのに、いまだに売れている。おそらく著者のハッカーというかオタク的な視点があまりに独創的で読み返すたびに新しい発見があるからだろう。
ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち |
作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗 |
出版社/メーカー: オーム社 |
発売日: 2005/01 |
メディア: 単行本 |
購入: 109 人 クリック: 4,884 回 |
紹介したブログ記事
才能だけでは不十分ですって -「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」
ブログから売れるということ
ブログはパーソナルなメディアで書いた人の意思が如実に反映される。すごいマーケッターでもない限り「売ってやろう」としてもその通りには売れない。売れるのは本当にそれを書いた人が「いい!」と思ったモノだけに限る、という当たり前の事実を見せつけられた。