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海外での働き方を知るための本のまとめ
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- ジャバ・ザ・ハットリ
海外での働き方について書かれた本で納得できた本だけをまとめた。海外での働き方に関する情報なんて、きっと需要は少ない。わざわざリスクをおかして海外に飛び出ることを考える人なんて少数派なのは確かだ。だが海外移住や海外転職の計画を立てていて、その情報が欲しい人にはとっては非常に重要な情報になる。私も海外移住する前はちょっとしたブログや書籍から得た情報にかなり助けられた。そこでより有益な情報にたどり着けるように以下の点に注意してまとめた。
- 駐在員の方が駐在経験を元にして書いた本を除く
- 海外転職を斡旋することをお商売にされている方が書いた本を除く
- ココロにピンときた本だけをまとめる
>駐在員の方が駐在経験を元にして書いた本を除く
日本企業からの駐在は同じように海外に生活拠点を置いていても、外国にある外国企業に入って働くのとはまったく異なる。なのでたとえ著者が豊富な海外経験をもっていても、それが駐在事情に関する本の場合は掲載しないことにした。
>海外転職を斡旋することをお商売にされている方が書いた本を除く
お商売にされていると正確な情報を記載することよりも転職を勧めて儲けてやる感が出てしまっているので、掲載しないことにした。
>ココロにピンときた本だけをまとめる
本の内容は元より、その本の著者の生き様そのものが私の心をザワつかせた。「あーいいなーこの人の考え方と生き方。」と思ってしまったのだ。そういうのだけを載せた。
僕がアップルで学んだこと 環境を整えれば人が変わる、組織が変わる (アスキー新書) |
作者: 松井博 |
出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス |
発売日: 2012/10/24 |
メディア: Kindle 版 |
購入: 1 人 クリック: 3 回 |
著者の松井氏はアップルの暗黒時代から黄金期までをあのアップル本社で働いてこられた方。まさに中の人にしか書けない内容がこれでもかと続く。アップルの文化が全ての海外の会社に適用されている訳ではない。それでもアメリカにおける上司とのつきあい方や社内政治のあり方など生々しい現実など参考になることが多い。だいぶ日本的な基準からはぶっ飛んでいて楽しい。
10 年後の仕事のカタチ 10 のヒント シリコンバレーと、アジア新興国から考える、僕達の仕事のゆくえ |
作者: 松井博,大石哲之 |
出版社/メーカー: tyk publishing |
発売日: 2014/01/05 |
メディア: Kindle 版 |
10年後となっているが、ほとんど今海外で起きていること、として読んでも問題ない内容。著者の両氏ともに海外経験が豊富なので、話す内容がいつも全世界を視野に入れている。
日本人の働き方の 9 割がヤバい件について |
作者: 谷本真由美 |
出版社/メーカー: PHP 研究所 |
発売日: 2015/10/09 |
メディア: Kindle 版 |
本書が指摘するように日本の働き方は特殊であることには、日本から出てみれば明らかだが、その中にいて「キー!」となって働いているとその異様性に気付きにくい。そこをデータを使って解説したのが本書。
私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。 |
作者: 高城剛 |
出版社/メーカー: マガジンハウス |
発売日: 2013/05/09 |
メディア: Kindle 版 |
高城氏のように世界を飛び回る人には普通の質問をしてもその答えは全て興味深い。きっと本人は普段見たり得たりしている情報を普通に紹介しているつもりだろうが、それが普通じゃなくて読んでて楽しい。
異文化理解力 ― 相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養 |
作者: エリン・メイヤー,田岡恵 |
出版社/メーカー: 英治出版 |
発売日: 2015/08/22 |
メディア: Kindle 版 |
以前勤めていた会社でこの内容を100倍にうすめて結論だけ書いた資料を渡されたが「なんか人種偏見に満ちてね?」と思って捨てた。本書を読み返して、あの時にもらった資料の本当の意図が分かった気がした。ちなみに本書を読んだとしても誰も完璧には異文化理解力がつくとは思えない。これは人類にとって永遠の挑戦。ただ、異文化に対して分からないものをただ「分からない」とするのではなく、「どれぐらい分かってないか」の距離感を把握することはとても重要。