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英語学習のやる気を急上昇させる要素としての「笑い」
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- ジャバ・ザ・ハットリ
英語で読んだり聞いたりした内容で心からウケて笑った体験が一度でもあるとやる気が急上昇しますよ、と。
英語の勉強ってその本質は暗記ばっかりで地味だから、よっぽど根性がある人でもない限り、時々ダレてしまって当然。英語勉強してる動機は「外資系に就職する」とか「テストで ○○ スコア取る」とかなんでもいいけど、ただそれだけを思い続けてガーっとがんばり続けられる人ってマレ。そこでダレないようにするには工夫が必要。別の確度からも英語の勉強に対するモチベーションを高める方法として、今回の提案は「笑い」。
日本語なしで純粋に英語だけを読んだり聞いたりして「ギャハハハ!!」と笑った経験はあるでしょうか?映画とかテレビは画像の要素があるのでここでは省いて。「純粋な英語で」という意味では英語の本を読んでとか、ラジオで聞いて、とか。
私にとってそれはこちらの本だった。この本のある箇所でウケてしまって「ブっハハ!」と不覚にもフイてしまった。
How Starbucks Saved My Life: A Son of Privilege Learns to Live Like Everyone Else |
作者: Michael Gates Gill |
出版社/メーカー: Gotham |
発売日: 2008/09/02 |
メディア: ペーパーバック |
購入: 3 人 クリック: 80 回 |
こちらは日本語訳。
ラテに感謝! How Starbucks Saved My Life―転落エリートの私を救った世界最高の仕事 |
作者: マイケル・ゲイツ・ギル,月沢李歌子 |
出版社/メーカー: ダイヤモンド社 |
発売日: 2010/03/05 |
メディア: 単行本 |
購入: 4 人 クリック: 150 回 |
内容はとあるステータスのお高い広告代理店にお勤めだったエリートおじさまが解雇されて、妻に逃げられ、お金もステータスもなにもかも失った後、仕方なくスターバックスのアルバイト定員として若い人達と一緒に働くことになり、そこで人生を取り戻す実話。まーハリウッド映画的なシナリオに沿った失敗した人がみごとに復活するって話。このストーリーが他と異なるのは、その復活の定義と方法。著者はスターバックのアルバイトの仕事で確かに見事復活を遂げたが、決して億万長者になった訳でもなんでもない。でも誰の目から見ても完全に復活し、また著者のポジティブな人生観が周りの人にまで影響を与えていく。
トム・ハンクスが映画化権を買って、自分が主演で映画化を予定していると聞いていたが、その映画化は今どうなったのか知らない。
この本の英語は非常にカンタンで読みやすい。著者が広告代理店時代に培った「文章は伝わってナンボ。誰にでも分かってもらってナンボ」という精神を感じる。難しい英語を一切使わないで、誰にでも読めるようにした文章だ。だからと言って内容が幼稚にはなっていない。本当に文章が上手な人が書いたな、ということがよく分かる。みなさんが人生で「果たしてこのままでええのか?」と考えた時にヒントを与えてくれるような素敵な本。
本の中でそのエリートおじさまは広告代理店時代は肩で風きって歩いていたのに、いざ解雇されてそのステータスを失うとボロボロになり、挙句のはてには最悪なタイミングで妻に浮気がバレてしまう。私が思わず笑ってしまったのはその浮気がバレるシーンの描写。
悲惨な状況のはずなんですけど、そのおっさんの突き抜けたダメさと場面描写が絶妙で笑いを誘う。本を持って「アッハッハッハー!」って笑っている時にはもう英語の勉強って意識は無かった。ただただウケた。
で、それ以降は英語の勉強に対するモチベーションが変化した。具体的に「英語ができればこういうことができるようになる」というのが実態をもって私の中に入ってきたから。つまり「英語ができればもっと英語の面白い話で笑える」ということ。そら当然やろ、と思われるかもしれないが、頭で理解してることと実際に体験するのとでは大きな隔たりがある。
「英語できる=英語の文章読める」って当然。しかも英語っていきなりできるようになるのではなく成長がジワジワできるようになるから、実感できる瞬間って捉えにくい。でもこの「ギャハハハ」と笑う瞬間はハッキリしている。人間は無理には笑えない。本当に笑いのツボが英語で刺激されて、おかしくなって笑うという体験が与える影響は絶大。
あの後「あーおもしろ。やっぱもっと英語勉強しよ」と素直に思った。
上記の本以外にも笑えそうな英語の本で素直にウケること、オススメです。