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海外だからなんとかなってるが私の日本のサラリーマンとしてのスペックは終わってる
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- ジャバ・ザ・ハットリ
正直、日本だったら終わってたな。理由はだいたい3つ
- 年齢
- 転職回数
- 仕事のスタイル
もう結構な年齢のいいオッサンだ。日本だったら若い人達に「アラフォーなのにおっさんがコード書いてるけど、アレ大丈夫かよ?」とか言われてそう。
シンガポールではまったくと言っていいほど年齢差別を感じない。まず人種が異なる時点で年齢どうこうより「違うー!!」感がありありとある。もし目の前にまったく肌の色と目の色と宗教が異なる人が座って仕事をしていたと考えて欲しい。年齢よりもその「目の中どうなってんよ?」「そういう風に考えてるのかね、あなたの国では?」とかの方が気になる。で、まーまーなオッサンでもコード書いたりいろんなポジションにいろんな年齢の人がいる。
文化として年齢とかの上下関係があまり無いのも大きい。日本では10歳ぐらい年上の人をファーストネームで呼んで、「おめーそれ面白いなー」とか気軽に言えない文化がある。が、こちらではそれが普通。これは年くったオッサンにとっては楽な文化で非常にありがたい。
さらに「設計してコード書く仕事」が下っ端の仕事という認識がまったくない。日本だとプログラマーと呼ばれて、下っ端仕事になって、出世することはすなわちコード書くことから離れてプログラマーを管理するだけになること、となってしまっている。これは日本の IT 市場にとって大きな損失だと感じている。
もうシンガポールに来て4年になるがこれで5社目だ。日本の形式の履歴書に書いたらばっちり生年月日を書いて(海外では生年月日を書かないし、書くと法律違反になる)その下にはゴロゴロと会社を変えて来た履歴が続く。これはどうみても日本では転職先ないだろな、と思う。
「このおっさん、いい年してコロコロ会社変えて一体ナニなの?」との印象を抱かれることが容易に想像できる。
会社変えようと勤続ナン十年といようと人それぞれ。そして社会全体として転職繰り返したらもう誰も受け入れないなんて非情な扱いはされない。もちろん転職を繰り返すことが有利に働くことはない。ただシンガポールでは転職が給料を引き上げる手段のひとつであることは確か。
いい製品作ってコード書くのは楽しいし、家でも MacBook 開いてコード書くヒマは厭わない。ただ残業はもう体質的に無理だ。できない体質になってしまった。夕方6:30から7時に家族と晩御飯を食べることを差し置いて仕事をすることがもうできない。ワークライフバランスとか訳の分からん言葉で語ったりする人もいるが、そういうのとは若干異なる。体質だ。もう残業して仕事ができねー。
夕方6時には仕事終わって家に帰るように体ができてしまった。
いろいろ書くと「コイツはこれで大丈夫なのか?」と思われそうだが、このエントリーの趣旨としては
そんな人でも技術と英語さえあればなんとか海外でしのげますよ、と。
で、技術と英語を習得するなら以下の2つのオススメ本で完璧。