ジャバ・ザ・ハットリ

ベルリンのITスタートアップで働くソフトウェアエンジニア

仕事で幸せな気分になるには仕事内容より仲間と笑えるかどうかにかかっている

2020-11-11海外スタートアップ事情

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最近は仕事でコードを書く時にだいたいDiscordで音声をつけっぱなしにしてやってる。オフィスから働く時も自宅からリモートで働く時も5,6人のエンジニアチームのメンバーとずっと音声が繋がっている状態にしている。特になにか仕事の要件で話がある訳でもない。ただ繋がってるだけ。

だから誰かがなんか言ってもすごいゆるーい内容だったりする。

  • 「今日の昼飯食った?」
  • 「食ったよ。ケバブ」
  • 「イスタンブールにケバブあんの?」
  • 「あるに決まってんだろ。トルコだよw」

みたいな感じ。

今のエンジニアチームのメンバーはイスタンブール、ロシア、アイルランドに在住しているメンバーもいるので、そんなゆるーい会話からその土地の様子が少し垣間見れるのも楽しい。

ずっと海外でITエンジニアとして働いてきて、しかもやたら転職回数も多いし中にはキツい職場もあったけど、仕事で幸せを感じるのは決まってこうして仲間と「あはは」とリラックスして一緒に笑える瞬間になる。

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わりとクソのような仕事内容でも、それだからこそ仲間と笑えることがあり、また結びつきができることもある。

学生のころサッカー部のチームで最悪なコーチの元にめちゃくちゃに弱いチームに所属したことがある。とにかく弱くてしかもコーチが無意味に厳しかった。そのボケコーチは試合の時もタッチラインでギャーギャー怒鳴ってるし(戦術的指示は無し)、毎度のように負けて反省会の追加練習が無意味にキツかった。はたから見れば最悪なチームだったかもしれないが、コーチが居ない場所での部員達の結束は硬くとても仲が良かった。ボケコーチの悪口を言い合っていればずっと楽しいひとときが過ごせた。

あんなクソ弱いクソチームでもなぜかみんな辞めなかったのは案外、楽しかったからだと思う。

生産性に関する研究でチームごとにタスクを割り振って最も生産性が高かったのは、賢い人ばかりを集めたチームでもなく、強いリーダーが引っ張るチームでもなく、チームメンバー全員が等しく発言してるチームだった、というのを読んだことがある。

もちろん仕事は仲良しグループの集まりでもないし、しゃべってるだけではダメだけど、みんなが話しやすいチームが実は生産性が高いというのは実感にも一致する。

そういう意味でやたら職場での会話や雑談を阻害する人はかなり生産性を下げていることになる。問題があってもしゃべってるだけで解決方法が出てくる、なんてことがよくあるし。

海外を目指した最初の頃は「もっと英語を勉強しなければ!」「もっと技術力をつけないと!」「もっと転職していいポジション狙わないと!」となんでも前のめりでキー!となっていた。そういうのも大事かもしれないが、結局手に入れてしみじみと価値があるなーと思わせてくれるのはそんな多国籍な仲間と笑える瞬間だったりする。

よく人は仕事内容だけで判断したりする。「どんなお仕事されてるんですか?え!東京証券取引所のシステムを構築されてるんですか。すごいですねー」とか。すごければすごいでいいんだけど、どんなメンバーとどんな風に楽しく仕事してんのかって実はとても重要なのに見過ごされている気がする。

ちょっとしたことでも人種や国籍が異なるとホントに面白い。たぶんチームメンバーもそう思っているだろう。先日は「家で手巻き寿司を食った」って発言にやたら食いついてきて、次から次に質問攻めにあった。

「これからのキャリア論!」なるものに頭を悩ませるのもいいけど、手巻き寿司の話がウケそうという理由だけで海外の外国企業を目指してもいいのでは、と思った。「世間が羨む素晴らしい仕事」だけが全てではない。幸せとは、なにげない仲間との会話の中にもあるもんだと思う。

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